開催目的
日本の若者を対象として、“中国”をテーマに、日本語による作文コンクールを開催することにより、広範な日本の若者の対中関心の喚起、理解の更なる促進を図るとともに、受賞作品(日本の若者の中国観)を日中両語(日本語原文と翻訳文)で「人民中国」誌・webサイトを通じて日中両国に広く発信することにより、更なる日中相互理解の促進、両国関係改善のための環境づくりに貢献する。
さらに、成績優秀者を中国に招聘し、中国の若者・指導層等との交流、辺境地訪問、史跡、文化施設等の視察など観光旅行では実施困難なプログラムを通じて、日中相互理解と友好交流の促進を図り、日中関係の将来を担う人材の育成に貢献する。
期待される効果
- 中国外文局アジア太平洋広報センター、中華人民共和国駐日本国大使館、日本科学協会は、中国の若者の日本理解を目的とする作文コンクールを開催しているが、日本の若者の中国理解を目的とした本コンクールを併せて実施することにより、双方向の作文コンクールにすることができ、両コンクールの主目的である日中相互理解がより完全なものになると期待できる。
- 日本において、“中国”をテーマとする作文コンクールは、中国語による応募が殆どであるが、本コンクールでは日本語による応募なので、中国語学習の有無に関わらず日本の若者全てに扉が開かれたコンクールである。また、応募作品についても、母国語で心おきなく表現できることから、内容の濃い充実したものであると期待される。
- 日中関係が、依然として微妙な状況にある中、上記(2)のように日本では希有な作文コンクールを開始し、広範な若者の対中関心喚起と理解促進を図ることは、非常にタイムリーであり、日中関係改善への効果は大きいと期待できる。
- 日本の普通の若者の率直な中国観を、信頼できる媒体を通じて中国全土に日中両語(日本語原文と翻訳文)で広く発信することは、中国人の対日理解の促進、誤解・偏見の解消に繋がると期待できる。
- 中国招聘については、辺境地訪問、現地の若者や各界指導層との交流など観光旅行では経験できない希少なプログラムも含まれており、日本の若者の中国理解、国際感覚の育成のみならず、広範な中国人の日本理解の促進も期待できる。
- 本コンクールの訪中経験者に、「笹川杯日本知識大会・作文コンクール」日本招聘の受入れ担当として活動してもらうことにより、日中の若者交流をより充実したものにすることができると同時に、日本の若者の国際交流イベントの実践力を向上させることができると期待できる。
「Panda杯 全日本青年作文コンクール2024」
実施概要
事業名: | 「Panda杯 全日本青年作文コンクール2024」 |
主催: | 中国外文局アジア太平洋広報センター(人民中国雑誌社)、中華人民共和国駐日本国大使館、公益財団法人日本科学協会 |
後援: | 中国国際出版グループ、中国日本友好協会、(公社)日本中国友好協会、(公財)日中友好会館 |
特別協賛: | (公財)日本財団、全日本空輸株式会社 |
協力機関: | 中国駐東京観光代表処、中国文化センター、(公財)国際文化フォーラム、日本財団ボランティアセンター、認定NPO法人東京都日中友好協会、日中言語文化教育推進会、日中学院、(一社)日中協会、HSK日本実施委員会、(一財)日本中国語検定協会、(一財)日本アジア共同体文化協力機構 |
協力メディア: | 毎日新聞社、中国青年報、新華網、中国網、東方網、(株)大富、東方新報他 |
募集要項
テーマ: | 「@Japan わたしと中国」 |
応募資格: | 16歳〜35歳の日本人(日本在住者に限る) |
募集期間: | 2024年5月8日(水)~2024年9月1日(日) |
審査結果: | 2024年10月31日(木)、主催者及び協力メディアの各媒体で発表。 11月22日(金)、入賞作品発表。 |
使用言語: | 日本語 |
形 式: | 自由(ただし詩は対象外) |
文 字 数: | 1,600字以内。本文および作文テーマとは別に文頭に10字前後のタイトルをつけてください。 |
応募方法: | Webサイトより応募フォーマット(excel)をダウンロードし、必要事項を記入の上、応募フォーマットとともにメール添付で以下のメールアドレスまでお送りください。 Webサイト:http://www.peoplechina.com.cn/tjk/panda/2024pandazw/ メールアドレス:[email protected] ※メール添付による応募が難しい方は、下記まで送付してください。 〒165-0023 東京都中野区江原町1-46-15 アジア太平洋広報センター 東京支局 応募係 |
審 査 員: | 王 衆一 中国外文局アジア太平洋広報センター 特別顧問 木村 知義 元NHKアナウンサー 西園寺 一晃 東日本国際大学 客員教授 徐 一平 北京外国語大学 教授、中国日語教学研究会 名誉会長 李 偉 日中言語文化教育推進会 会長、久留米大学外国語教育研所 教授 (50音順) |
- 他の催事の受賞実績がある者の作品は、審査対象外とする。
- 受賞作品の著作権は、本催事の主催者(中国外文局アジア太平洋広報センター、中華人民共和国駐日本国大使館、日本科学協会)に帰属し、当該作品を他の同様催事に応募することはできない。
- 応募作品については、提出資料を含め返却しない。
- 本活動の最終的な解釈権は、主催者に帰属する。
審査・表彰
- 優秀賞10点、入選10点、佳作35点、団体賞3校の選定については、下記のとおりである。
一次審査:事務局等が全応募作品の中から55作品を選定する。
最終審査:55作品について、5名の審査委員が審査して採点する。
各作品の得点合計により、それぞれ優秀賞、入選、佳作の各賞を決定する。また、応募者数の多い上位3校に団体賞を授与する。 - 全入賞者(55名)の氏名を主催者及び協力メディアの媒体で公表する。
- 全入賞者(55名)に表彰状を授与する。また、優秀賞及び入選受賞者(合計20名)については、中国に招聘するとともに「人民中国」誌(優秀賞:3年、入選:2年)を贈呈する。さらに、佳作受賞者35名には、図書券3,000円を授与するとともに「人民中国」誌(1年分)を贈呈する。
優秀賞 10点 | 中国招待(2025年6月中旬/8日間) 「人民中国」誌に作品掲載 「人民中国」誌(3年分)贈呈 |
入選 10点 | 中国招待(2025年6月中旬/8日間) 「人民中国」誌(2年分)贈呈 |
佳作 35点 | 図書券3,000円、「人民中国」誌(1年分)贈呈 |
参加賞 応募者全員 | 「人民中国」誌(3か月分)贈呈 |
団体賞3校 | 受賞校の代表者を中国駐日大使館で開催される授賞式に招待 |
(以下敬称略)
- 優秀賞
- 高野 かずみ:無知と知の果てに
- 前田 瑞季:ひとりぼっちじゃないよ
- 前原 恵龍:贈り物
- 玉尾 由季:あの味をもう一度
- 真野 朝子:恩返しの第一歩
- 嶋田 智沙恵:私が日中学生交流の旗手になるまでの軌跡
- 村上 千賀子:近未来都市上海での学び
- 長谷川 愛:二胡の花窓は世界の窓
- 望月 泉:爷爷(いえいえ)の帰路
- 白方 晏:私の役割
- 入選
- 田中 玲名:日本をリードする技術
- 柏村 淑美:憧れの地、中国
- 浅野 りつる:人生を変えた出会い
- 高井 優生:されど僕は嫌いではない
- 倉持 和輝:「らしい」から「実感」へ
- 岡田 好加:中国へのトビラ
- 小松 由依:映画に見る中国の不易流行
- 安藤 比奈:日中学生交流団体で広がった世界と成し遂げたい未来
- 佐藤 優夢:人情に溢れる国ーー中国
- 金場 ノエル:漢方療法と私
(以下敬称略)
- 優秀賞
- 宮 崎遥:中華と文明
- 山口 翔太郎:山川異域 風月同天
- 金月 綾:日本と中国の架け橋
- 関口 大樹:心連心−21世紀をともに生きる私たち−
- 光井 大和:国境を超える「おもてなし」
- 木村 吉貴:たった一人の民間外交
- 佐藤 優菜:大学で出会った新しい中国
- 磯上 潤奈:今
- 佐伯 茜:音楽を架け橋に
- 羽瀬 彩乃:私の真っ赤な口紅
- 入選
- 徳永 潤:敦煌
- 岡部 達美:中国の優しさに救われた
- 髙宮 ゆり子:変わる中国、変わらない中国
- 赤松 桜花:私の大切で大好きな国、中国
- 尾﨑 純一郎:太極拳外交
- 葛 里華: 変わらないもの、変えてくれたこと
- 山下 真奈:友誼地久天長(友情は長い)
- 神田 真帆:日中で築くハーモニー
- 池谷 実悠:言葉の力を信じて
- 清水 美雪:バイアスから脱却する第一歩
(以下敬称略)
- 優秀賞
- 太田実来 :私の中の目に見えない中国
- 森楽歩 :また逢う日まで
- 今西祥太郎:対岸の父
- 髙橋統威 :私と漢詩
- 南愛莉 :民間外交官
- 真﨑雄大 :科学技術の国
- 田林佳純 :場所は違えど心はひとつ
- 高橋奈津子:そこに愛があるから
- 清水美空 :第二の故郷中国
- 入選
- 外﨑万莉佳 :私から後輩へ繋ぐバトン
- 徳永愛子 : 80年前のありがとう
- 木田結太朗 :大皿料理と日中の文化的相違点
- 齋藤里紗 :泣き虫な私と中国人の愛情
- 久米村花菜:わたしの野望
- 清水若葉:水魚の交わり
- 横尾大貴 :世界はこんなに広い、行って見てみたい。
- 近藤栞:中国語から「中国」に迫る
- 嵐大樹:出会い損ねの中国
- 宮坂宗治郎 :日本から繋ぐ中国
(以下敬称略)
- 優秀賞
- 岩崎春香:頑張って
- 築切佑果:運命の出会い
- 石川遥:偉大なる隣人
- 加藤佳瑞弘:「虚往実帰」
- 成瀬流奈:可遇不可求のふたり
- 宮本芽依:Withコロナ−−−−困難に満ちた挑戦
- 今村寛明:ふたつの苗字
- 阿部羅良枝:想いを紡いで
- 高木麻衣:漫画と日中間の歴史問題
- 片岡奈々:まさきおっちゃんの中国だより
- 入選
- 佐藤樹:「ブカン」と「フクシマ」
- 山本佳代:あの日の唄-未来へ-
- 任梨紗:私は任梨紗です。
- 服部大芽:待っていてくれる人
- 根本萌希:わたしと中国:中国で研究したい理由
- 滝本さやか:上海の忘れ物 大人になった私の夢
- 古賀裕也:与えられて、与えられた
- 笠井光:第三の文化圏はすぐそこに
- 伊東美咲:中国人留学生の劉さんへ
- 有田穂乃香:塗り固められた日本人の意識
(以下敬称略)
- 優秀賞
- 髙塚 小百合:紙の城と石の城
- 南部 健人:子どもたちの未来のために
- 清水 若葉:ハルビンでの過去、そしてこれから
- 由谷 晋一:そろりそろりと参ろう
- 大谷 琢磨:アフリカで身近に感じた隣人
- 勝俣 友加里:私とあなたの違い
- 西山 佳子:私を変えた誕生日パーティー
- 髙橋 杏里:学者如登山
- 田頭尚大:三毛猫の近所付き合い
- 幸田 遼:中国の思いやりが日本に伝わりますように
- 入選
- 石川 春香:中国とわたしの複雑だけど単純な関係
- 柳田 華佳:祖母の手紙
- 松田 実久:タクシーでの忘れ物
- 徳永 良行:「垣根」を笑う
- 北村 美月:日中交流で得た宝物
- 大島 綾乃:フィルター越しの世界
- 井内 英人:僕が考えるノーマライゼーション
- 佐藤 龍馨:僕の願い
- 出石 佑樹:火鍋との出会い
- 張替 千翔:小さな架け橋と深い絆
(以下敬称略)
- 優秀賞
- 本間 雅恵:届いた声
- 添田 天駿:夢の原点
- 後藤 翔:未知とものさし
- 宮地 大輝:シャレから始まる私と中国
- 今村 奈津子:日本人という仮面
- 中塚 咲希:あの時、話しかけてくれてありがとう
- 井内 英人:心のバリアフリー
- 玉川 直美:中国語がつなげてくれた一期一会
- 山本 佳代:生まれて来る子供へ〜新たな日中関係を目指して〜
- 斉藤 もも:私にとっての藤野先生
- 入選
- 森井 宏:日中の絆-長崎と福建
- 田中 陽帆:30年の時を超えて
- 大久保 紗文:想いが人を繋ぐ。
- 山本 蘭:私のもう1人のお姉ちゃん
- 種田 涼音:二胡を弾く天使
- 矢野 紗耶伽:中国が私にくれたエネルギー
- 西杢 太郎:中国人とは誰のことか
- 大木 麻由:私の小さな国際交流
- 池田 修一:中国のマナー・モラルと先入観
- 山本 勝克:呉下の阿蒙にあらず
(以下敬称略)
- 優秀賞
- 小嶋 心:忘れられない歌
- 山本 陽子:良きライバル
- 鈴木 あかね:あの村から継ぐ「平和のバトン」
- 新保 清美:となりの姐姐
- 岩瀬 正美:「私は何人なのだろう。」
- 藤原 佳代子:わたしは中国で生き返る
- 中原 隆雅:私と中国 2017
- 面出 望:孤独に直面して
- 田中 歩佳:見えなかった透明の壁
- 山本 晟太:町へ出よう、村へ行こう 〜多様性の国 中国〜
- 入選
- 加藤 亜衣:余計なものは要らない
- 林 貢平:中国史を“旅”して
- 明瀬 良治:一人の中国人留学生から広がるイメージ
- 野村 由稀乃:17歳の第一歩
- 新斗米 創:武道の架け橋
(以下敬称略)
- 優秀賞
- 後藤 翔(熊本大学):ティーシャツと短パンの勇者
- 山本 綾子(一橋大学大学院):中華帽子から始まった4歳児の夢
- 山口 真弓(株式会社ユーグレナ):"圣女"
- 井ノ下 千夏(安田女子大学):書で結ぶ日本と中国
- 角南 沙己(筑波大学附属高校):希望の言葉――「辛苦了」
- 佐野 桃子(東京学芸大学 ):わたしの「ものさし」で見た中国
- 大久保 弘樹(宮崎公立大学):人生で初めて出会った中国人
- 門馬 涼(私立仙台育英学園高等学校):想いは国境を越えて
- 北條 久美(創価高等学校):「赤い輪」
- 濵田 麻衣(大妻女子大学):わたしが発信する“中国”
- 入選
- 村上 恵理(創価大学):あの木
- 岩野 美咲(熊本大学):中国から来た朋友
- 長橋 侑生(法政大学):互いに見つめ合うこと
- 流森 健吉(県立広島大学):中国語に耳を澄ます
- 和田 栞奈(三聖心女子):知ること・知ってもらうこと
(以下敬称略)
- 優秀賞
- 宮永幸則:「日中農業活性化の架け橋となる」
- 露木春那:「文字でつながる中国とわたし」
- 石川遥:偉大なる隣人
- 安倍佑美:「通じ合う心」
- 谷古宇建仁:『ふつうの日本人から見た「中国」』
- 境晶子:「朋友的朋友,就是朋友。」
- 皆川真祐子:「卒業文集より」
- 讃井知:「隣の席のあなたと」
- 鈴木洋晶:「一筋の日の光と小さな歩み」
- 丹波恵里佳:「蘭州の学生たちと私の三年間」
- 入選
- 山崎顕吾:「透明な壁」
- 木村麻莉子:「世界一、人情の厚い国」
- 中西刀麻:「友達のいる国に爆弾は落とせない」
- 山本直人:「世代を超えた日中の交流を目にして」
- 村上恵理:「2030年の約束」
- 佳作
- 山本勝巳:「隣人『中国』と私〜私の狂人日記」
- 吉崎晴香:「良い『隣人』であるには」
- 松坂茉留:「永遠の隣人とわたしと」
- 古川裕樹:「忘れられない中国体験 〜中国の友だちと歩いた湖南百公里毅行〜」
- 林桃代:「横山先生と就職と中国と」
- 鴨下綾花:「自分の目で確かめること」
- 濃野司:「変わらぬもの」
- 水野裕大:「回想記ー雨傘革命に思いを寄せて」
- 了舟隼人:「ゴシップとしての隣人『中国』」
- 岸本美樹:「私にとっての中国」
- 藤崎貴行 :「心の隣人、私の友誼」
- 上山幸穂:「日本語の言語空間を越えて」
- 加藤愛澄:「中国人はホントにマナーが悪いの?」
- 光本恵理:「本音の中にある温かさ」
- 和泉澤大地:「隣人『中国』とわたし〜気が付けば第二の故郷〜」
- 福岡杏菜:「隣人中国と日本」
- 中澤耀介:「一人から変えていく日本と中国」
- 西村歩:『わたしは何をするか』
- 倉澤正樹:「日中の相互理解の未来のために」
- 菅原悠希:「過去の戦争と現在の私」
- 日高真太朗:「日中交流のカタチ」
- 楠田法隆隣人:「中国」とわたし
- 中島大地:「隣人『中国』と私」
- 松本祐輝:「狭間に生きる僕達は、見えないものを見つめ続ける」
- 塚原かたり:「『三つ編み』から抱いた興味」
- 近藤香月:「南京と『南京』中国と『中国』」
- 山口真弓:「隣人『中国と私』」
- 武富波路:「人と人を繋ぐ -隣にいることで-」
- 庄崎友紀:「中国で出会った人」